クレーンのオペレーターだけが仕事ではありません。電動台車(エコテックキャリー)を用いたユニットの搬入、レール上を横引きするコロ曳き、クレーンを設置する架台組などの特殊作業のほか、玉掛け作業、クレーン合図、3トンユニック作業と毎日、仕事の内容が変わります。新人が入ってくると、これらの仕事をすべて経験させ、一人前に育て上げますが、中には「思っていたのと違う」と挫折する人もいます。しかし、時間はかかりますが、沢山の技術が身につき、仕事のバリエーションも増えて面白さは増します。
　3階建ての狭小地といった難現場では、施工に伴う危険度も増します。事前の打ち合わせ、確認などの準備作業が重要になるほか、作業当日も、周囲の状況を注視し、少し先のことを考え、気を緩めず安全に作業をすることに心がけています。
　毎日の仕事で心がけているのは、前日に現場の資料を読み込み、準備を怠らないことです。仕事の全体を把握し、どうしたらスムーズにいくか、危険なところはないかをチェックしています。 準備を整えた状態で現場にのぞむことが安全のコツだと思います。
　家を建てるというひとつの目標に向かって違う業種の人たちが協力しあう現場では、チームワークが大切です。コミュニケーションを大切に、人とのつながりを良好に保つことにも忘れません。
　この先の目標として、多くの人に安心を与え、必要とされるよう日々、努力を積み重ねていきたいと思います。　 　

(2022年4月現在)